功徳のろうそく

古来「功徳のろうそく」は 本堂にて、毎日の勤行に燈され残り短くなったろうそくの事をいいました。そのろうそくは短くなるまでに、多くの功徳を授かっております。そして、陣痛が始まるとそのろうそくを燈し、短いろうそくが燃え尽きるまでに(短時間=安産)無事安産なる事を願いました。

 ところが今日、病院での出産の際、ろうそくを燈すことは難しいのが現状です。したがって、安産祈願の際、蓮のろうそくを加持祈祷し「功徳のろうそく」としてお渡しいたします。


(敷物は別途)

居間、寝室などの棚の上に、左画像のように敷物等の上に如意輪観音様のお姿を祭り、その前に ろうそくをお祭りください。ろうそくは二度燈していただきます。一度目は 如意輪観音様を通じて、ご先 祖様に安産祈願を済ませた事ならびに、新しい命を授かったことに対する感謝の気持ちをお伝えする のに燈して下さい。

二度目は、無事出産をむかえられた事 ならびに、お子様のご誕生を報告、感 謝のお礼に燈してください。
 如意輪観音様のお姿と ろうそくは 出産までの間、出かける前や帰宅した際、起床 就寝の際、 日々の健康と、お腹のお子様の成長を祈りし「今日も元気でありますように。」、「今日も一日ありが とうございました。」と手を合わせましょう。出産予定日が近付き、期待と不安募る時は是非手を 合わせて、「元気な赤ちゃんが安産でありますように。」とお祈りいたしましょう。  

 お腹のお子様には、お母様の“心のゆとり”が一番ありがたいものです